難しいからこそやりがいを感じる仕事が買取り査定士【道央自動車株式会社 店長インタビュー】

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written by 大久保 崇

北海道札幌市に本社工場を構える道央自動車株式会社(以下:道央自動車)。車の整備・点検や車検、そして中古車の買取りから販売まで行っている会社です。大手の自動車買取り企業にも負けないスタッフの営業力、査定力、値付け力を強みとしています。

 

新店舗として千歳店の立ち上げも控えており、北海道で勢いのある熱い企業です。今回話を伺ったのはその千歳店の店長に抜擢された谷藤佑亮(タニフジユウスケ)さん。谷藤さんは入社して2年後には雁来店の店長となり、その実績を認められて新店舗の店長になった期待のエースです。

 

今回は谷藤さんが買取り査定士になった経緯や、道央自動車では実際にどのような仕事をしているのかなどを聞かせていただきました。

谷藤 佑亮(タニフジ ユウスケ)

谷藤 佑亮(タニフジ ユウスケ)

1994年生まれ。現在27歳。新卒で3年間車のディーラーに勤めていたが、「もっと実力が評価される場所で働きたい」という思いから道央自動車株式会社へ転職。現場の営業を約2年経験した後、雁来(かりき)店の店長を約3年経験。新店舗として立ち上がる千歳店の店長に抜擢され、店舗の立ち上げにも関わる。尊敬する人物は忖度なしで「社長」。

厳しくもやりがいのある仕事がしたくて営業職を選択した

ーーー谷藤さんは元々車のディーラーにお勤めで、今は車の買取り査定士ということですがやはり車はお好きなのでしょうか。

 

谷藤さん(以下:谷藤):実は車が好きだからという理由で今の仕事に就いたわけではないんです。ディーラーの時も、高校卒業した時に知人に紹介してもらったことがきっかけで入社したので、たまたま車業界に入ったという感じでした。ではなぜこの業界に入ったかというと、職種として「営業」になりたいという気持ちがあったからです。紹介していただいた仕事が、ディーラーでの新車の営業だったので入社しました。そこからずっと車業界にいます。

 

ーーー業界ではなく営業になりたかったんですね。なぜ営業になりたかったのでしょうか。

 

谷藤:人と話すのが好きで人脈を広げたいという考えもありますが、一番の理由は「自分が取り組んだ結果がストレートに返ってくる」からですね。分かりやすく実績や結果が出る仕事なので、良くも悪くも全て自分に返ってきます。そんな厳しい世界で仕事をするのが好きなんです。

 

ーーーそんな谷藤さんが感じられている、今の仕事のやりがいを教えてください。

 

谷藤:大手にはない魅力でもあるのですが、少数精鋭で仕事をしているので個々の力がものすごく身につくところですね。弊社で仕事をすれば、個々の営業力はかなり伸びると思うので、とてもやりがいを感じます。

 

大手と競合すると金額面で厳しい勝負になることはありますが、今いる営業メンバーなら営業スキルだけで勝負したらきっと負けないと思いますね。

 

ーーー今の現場は満足のいく仕事ができているご様子ですね。

 

谷藤:そうですね。社長が任せてくれるというか、「自分達で考えてやりなよ」という方なのでやりがいは感じています。指示することが全部悪いとはいいませんが、「これやれ。あれやれ」と「言われたことをやっていればそれでいい」という会社もあります。弊社はそういう文化がなく、基本的には自分で考えチャレンジして結果を出す会社です。大事なことは確認しますが、全て自主的に考えて取り組めているので面白いですね。

 

ーーー道央自動車株式会社さんとして、他社にはない強みはどのようなものがありますか。

 

谷藤:他社だと金額を補償する見積書を発行するところは少ないのですが、弊社はしっかり確約するので見積書は発行できます。他の会社は色んなシステムがあって、時には契約した後に減額することもあるみたいですが、私たちはそういったことはありません。

 

しっかりと査定ができていれば、見積書を発行するリスクは無いですね。中には「実際の買取りは半年後」と言われる場合もあり、そうなると益々発行しづらくなるものですが、そういう場合でも弊社は有効期限を設定して発行しています。他の会社で「半年先もこの金額で買い取りますよ」というのはなかなかできないと思っています。

 

ーーーそういったことができるのは、皆さんの査定スキルが高いからでしょうか。

 

谷藤:もちろんそれもあります。ですがもっと重要なのは「値付け」ですね。弊社の部長が値付けをしていて、抽象的なのですが「値付けのセンス」がある人なんです。そういった人は他の会社には少ないのでは?と思っています。

 

良い買取り査定士とは、自信を持って査定額を言い切る人

ーーー買取り査定士の仕事について教えてください。

 

谷藤:基本は名前の通り買取りがメインです。弊社は買い取った車の販売もするので、営業は販売も兼務しますが基本的に最初は買取りですね。

 

買取りの難しいところは売るのと違って定価がないことです。自分が据えた金額でお客様に認めてもらわなくてはいけないのですが、それを言葉で伝えなくてはいけません。

 

「買取り金額50万円です」と伝えて、それが「妥当なのか」、「正確なのか」と思っているお客様に納得していただかないと契約には至らないです。売る場合は定価や相場がわかっているので話しやすいですが、相場がない車を買い取るのは実際にやってみると難しいことですね。しかも当然他社と比較されます。

 

ーーーお客様に提示した金額で納得していただくために心がけていることはありますか。

 

谷藤:強いて言うのなら自信を持ってはっきりと言うことです。会社としては仕入れに直結するので金額を抑えられれば良い買取り案件になります。だから少しでも安く買取りするため、相手の様子を見るように「このくらいですかね……」と曖昧な言い方をすると、それが顔にも出てしまってお客様の信頼を損なうと思っています。だからはっきりと自信を持って伝えることですね。

 

「10万円くらいですかね……」と言われるのと「10万円です」と言われるのでは、お客様の捉え方が変わると思っています。

 

ーーー買取り査定士はまず最初に何から覚えていくのでしょうか。

 

谷藤:覚えることは割と多いですね。基礎的なことだと車自体のこと、譲渡書類や名義変更の書類といった書類関係など、基本ができないと車の査定はできません。営業として話すスキルは高くても、車の査定ができなければ話になりません。逆も然りで、査定ができても話すスキルがないと同じです。ただ、基礎さえしっかり覚えればあとは現場に出ながら覚えられます。車の査定は基礎の応用なので、最低限見るポイントさえ覚えてしまえば輸入車でも国産車でも査定はできるはずです。

 

車の査定は、車検証、他の書類、内装、装備、室内の傷や汚れ、外装、といった流れで確認していきます。ただ何よりも一番大事なのは書類です。車検証が無ければどれだけ立派な車でも「車」として扱えません。

 

ーーー道央自動車株式会社に入社して学んだこと、身についたことはどんなことでしょうか。

 

谷藤:率直に言うと今まで働いた中で一番厳しいところだと思いました。それで「仕事はこうあるべきだな」と再確認させられましたね。ストイックなわけではないのですが、しっかり努力して頑張らないと続けていけないと思ったんです。

 

これはとても当たり前なことです。当たり前のことですが、その当たり前がこれまで働いてきた場所には無かった。無いというか私からみるとゆるく感じたんです。

 

道央自動車に来て、「自分で考え、行動して結果を出す」というその当たり前のことをやらなくてはいけないと再確認させられました。学びというか気づきになるのかもしれませんが、それは大切な気づきだったと思います。

 

ーーーそんな谷藤さんが社内で尊敬される方はいらっしゃいますか。

 

谷藤:社長です。忖度なしでそう思います。先ほど話した通り「任せられる」ところがすごいなと思うんですよね。

 

言ってしまえば私たちは社長のお金を使って車の買取りをしています。例えば、稀にですが一千万を越える買取りもあるんですよ。その金額の決裁まで委ねられるのはかなりすごいことだと思っています。

 

本当に良くしていただいているので、恩返しとして社長のやりたいことを実現できるように頑張りたいです。

 

道央自動車株式会社でキャリアアップ・スキルアップしませんか?

ーーー谷藤さんは新しいメンバーとしてどんな人と一緒に働きたいですか。

 

谷藤:向上心のある人ですね。直近で千歳店のオープンがありますが、今後も店舗は増えていくと思うのでどんどん上を目指して頑張りたいという人に来てもらいたいです。

 

私は現在27歳ですが、頑張れば若くても責任あるポジションを任せてもらえます。車が好きではなくても、営業未経験でも、まずは向上心とやる気を持っている人なら誰でもキャリアアップの可能性がある場所です。

 

買取りの営業は本当に難しいと思うのですが、反対にこの営業ができれば他の営業も怖くないと思います。きっとそれは自分の自信にもなるし、仮にもし転職して車業界ではない業界に行ったとしても、なんとでもできる地力が身につくはずです。

ぜひ夢を持って来てほしいですね。

 

道央自動車株式会社の採用情報はこちらから

https://hr-hacker.com/douou-car

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